アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート「明日の世界」5月公開!監督の来日も決定

2016年1月28日 12:00


クローン技術の発達によって“死”が消えた未来を描く
クローン技術の発達によって“死”が消えた未来を描く

[映画.com ニュース]第88回米アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたドン・ハーツフェルト監督作「明日の世界」が、同監督の代表作をまとめて上映する「明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集」の1作品として、5月から日本公開されることが決定した。あわせて、ハーツフェルト監督が2月に来日することが発表された。

ハーツフェルト監督はサンダンス映画祭、カンヌ映画祭などの国際映画祭で、これまでに100以上の賞を受賞した実力派。2000年に製作された「リジェクテッド」以来、15年ぶりにアカデミー賞にノミネートされた本作も、各映画祭で高い評価を受けており、第40回アヌシー国際アニメーション映画祭では審査員特別賞と観客賞をダブル受賞。さらに、第31回サンダンス映画祭では審査員グランプリを受賞し、同映画祭史上初となる同一監督による2度目の審査員グランプリ戴冠という快挙を成し遂げた。

映画は、クローン技術の発達した近未来を舞台に、生きることの意味や限りある命の尊さを描く。主人公エミリーが、自分のクローンだという未来のエミリーからの交信を傍受。やがて未来のエミリーに誘われクローン技術によって“死”が消えた未来の世界にやってきたエミリーは、永遠に生きることを余儀なくされた人々が空虚に過ごす姿を目の当たりにする。

さらに、2月2~23日に開催される国際アニメーションフェスティバル「GEORAMA2016」にあわせてハーツフェルト監督の来日が決定。同フェスティバルの「ドン・ハーツフェルトの夕べ」(2月2日開催)と「ハウ・ユー・ゲット・ゼア」(5日開催)の2つのイベントに登壇する。

「明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集」は5月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。

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