【全米映画ランキング】「レヴェナント」が首位浮上。クロエ・グレース・モレッツ主演のSF大作は6位スタート
2016年1月27日 17:00
[映画.com ニュース] 先週末の全米ボックスオフィスは東海岸で記録的な大雪となった影響で低調に。そんな中、約1600万ドルの興収で首位に立ったのは公開5週目の「レヴェナント 蘇えりし者」だった。
本年度アカデミー賞最多となる12部門のノミネートを受けた同作は、順調に成績を伸ばし、累計興収約1億2000万ドルに。受賞せずとも2億ドル近辺には届きそうだ。
2位は興収約1400万ドルの「スター・ウォーズ フォースの覚醒」。累計は約8億7900万ドルに達し、9億ドルまであともう一息。3位は前週首位デビューを果たしたアイス・キューブ&ケビン・ハート主演の「Ride Along 2」。こちらの累計は約5800万ドルで、1億ドル超えは厳しくなってきた。
4位から6位まではすべて新作。約1100万ドルで4位デビューとなったのはロバート・デ・ニーロ&ザック・エフロン主演のコメディ「Dirty Grandpa」。元陸軍大将の老人(デ・ニーロ)が、結婚を目前に控えた堅物な孫(エフロン)を騙してフロリダに連れ出し、再教育を行うロードムービー。共演にジュリアン・ハフ、ダーモット・マローニー。メガホンをとったのは「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」「ブルーノ」の脚本家、ダン・メイザー。
4位と僅差で5位デビューとなったのは低予算ホラー「The Boy」。男の子の「人形」のベビーシッターを頼まれた女性に襲いかかるさまざまな恐怖を描く「チャイルド・プレイ」の変奏版。人気TVシリーズ「ウォーキング・デッド」シリーズのローレン・コーハンがベビーシッター役で主演。監督は「デビル・インサイド」のウィリアム・ブレント・ベル。
そして6位デビューという残念なスタートになってしまったのがクロエ・グレース・モレッツ主演のSF大作「フィフス・ウェイブ」。地球外生命体の攻撃により99%の人類が死滅した世界を舞台に、ひとりの少女の過酷なサバイバルが描かれるサスペンスアクション。「アリス・クリードの失踪」で注目されたJ・ブレイクソンがメガホンをとった期待作だったが、厳しいレビューも多く、興行・批評の双方で苦しい出足となった。共演にマリア・ベロ、リーブ・シュレイバー。プロデューサーはトビー・マグワイアに「ディパーテッド」でオスカーを受賞したグレアム・キング。
今週末は昨年の大ヒット作「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のパロディ「Fifty Shades of Black」(マーロン・ウェイアンズ主演)、クリス・パイン&エリック・バナ主演の海洋アクション「ザ・ブリザード」、そして人気アニメシリーズ「カンフー・パンダ」の第3弾「カンフー・パンダ3」が公開となる。