コッポラ家の新鋭がジェームズ・フランコ原作小説を映画化！予告も公開

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［映画.com ニュース］フランシス・フォード・コッポラを祖父、ソフィア・コッポラを叔母に持つジア・コッポラが、ジェームズ・フランコ執筆の短編小説を映画化した初長編監督作「パロアルト・ストーリー」の予告編、日本版ビジュアルが公開された。

フランコが故郷パロアルトを舞台に書き下ろした短編小説「パロアルト・ストーリーズ」を原作に、映画一家に生まれたジア・コッポラが青春群像劇を完成させた。「ここまで若者がリアルに描かれていて、私自身が気に入った小説には出合ったことがなかった」（ジア・コッポラ）、「僕の小説を映画化するのはジアしかいないと思った」（フランコ）と相思相愛だったことから、映画化が実現した。

美人で優等生だが進路に思い悩む女子高生エイプリルは、サッカーチームのコーチ・ミスターBと一線を越えてしまう。一方、エイプリルに好意を抱く同級生のテディは、エイプリルがキスしている場面に出くわし、ショックのあまり交通事故を起こす。

ジュリア・ロバーツの姪で若手女優のエマ・ロバーツが主演し、バル・キルマーの息子でモデルとしても活躍するジャック・キルマーが本作で銀幕デビュー。フランコがミスターBを演じるなど、豪華キャストが結集した。

また、「ブラッド・オレンジ」名義で活躍する、音楽プロデューサーでシンガーソングライターのデブ・ハインズが、書き下ろしの新曲を提供し音楽面をサポートしている。予告編は、インディーズ音楽を敏感に取り入れた選曲に定評があるソフィアと同じく、ジアのセンスを感じさせるみずみずしい楽曲が流れる。「ヴァージン・スーサイズ」を彷ふつとさせる繊細な映像で、愛を求める思春期の少年少女の危うさを閉じ込めている。

「パロアルト・ストーリー」は、東京・新宿シネマカリテで行われる「カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション2015」（5月16日～6月26日開催）で、6月6日から限定公開。