【全米映画ランキング】「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!」がV。「ジュピター」は3位デビュー
2015年2月10日 15:05
[映画.com ニュース] 3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、ファミリー向けアニメーション「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!」がオープニング興収約5600万ドルという好成績で首位デビューを飾った。
同作はニコロデオンの人気キャラクター、スポンジ・ボブの劇場用映画第2弾。架空の海底都市ビキニタウンが世界征服を目論む海賊に狙われ、スポンジ・ボブやパトリック・スターら仲間たちが街を守るために立ち上がるストーリー。昨年2月公開の「LEGO(R) ムービー」の約6910万ドルには及ばなかったが、アニメでは2月歴代2位のオープニング興収を記録した。声の出演はトム・ケニー、ビル・ファッガーバッケほか。実写部分には海賊役でアントニオ・バンデラスが出演している。レビューもまずまずで1億ドル超えは間違いなさそうだ。
3週連続の首位から2位にランクダウンしたのは、記録的大ヒットとなっているクリント・イーストウッド監督作「アメリカン・スナイパー」。先週末も約2400万ドルを稼ぎ出し、累計は約2億8200万ドルに。来週頭には3億ドルに到達する見込み。
オープニング興収約1800万ドルで初登場3位となったのはラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟による初の3D作品「ジュピター」。異星人によって支配・管理されている近未来の地球を舞台に、宇宙を変化させる可能性を持つただ一人の女性を守るために派遣された元兵士の冒険が描かれる。製作費約1億7500万ドルをかけたSFアクション超大作だったが、レビューは厳しめで不満の残るオープニングとなった。主演はチャニング・テイタム、ミラ・クニス。共演に「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメイン、大人気TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のショーン・ビーン。
そして、オープニング興収約720万ドルで4位デビューとなってしまったのはアクションファンタジー「セブンス・サン(原題)」。アカデミー賞俳優のジェフ・ブリッジスや、ジュリアン・ムーア、ベン・バーンズ、オリビア・ウィリアムズ、ジャイモン・フンスーといった人気俳優をキャストに揃えた作品だったが、大惨敗となってしまった。監督は、浅野忠信主演の「モンゴル」や「コーカサスの虜」で知られるロシア出身のセルゲイ・ボドロフ。
プレジデンツ・デイの連休を迎える今週末は、英ベストセラーを映画化した官能ドラマ「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」に、「キック・アス」「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」のマシュー・ボーン監督の新作「キングスマン ザ・シークレット・サービス(原題)」(コリン・ファース、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソン出演)が公開となる。