「鉄腕アトム」が実写映画化へ! 豪スタジオで始動!!
2015年2月5日 14:40
[映画.com ニュース] 手塚治虫の名作漫画のキャラクター「鉄腕アトム」が、長編映画として実写化されることになった。オーストラリアのデジタル工房アニマル・ロジック・エンタテイメントが手塚プロダクションとパートナーを組み、世界中で愛されるロボット少年の始動に向けプロジェクトを進めている。
豪シドニーと米ロサンゼルスに拠点を持つアニマル・ロジックが2月4日(現地時間)に発表したもので、監督は未定だが、すでに脚本家の選定が始まっているという。同社のザレー・ナルバンディアン(「ガフールの伝説」)が製作、ジェイソン・ラストが製作総指揮を務め、米レンジャー7・フィルムズのマイク・キャラハン&ルーベン・ライバーも製作総指揮に名を連ねるという。3D映画として製作されるのかは不明で、公開時期も未定だ。
今回の実写版ではロボット少年アトムをスーパーヒーローとして描くといい、プロデューサーのナルバンディアンは「アイアンマンの映画化と同じように考えています」とコメント。アトム以外のキャラクターたちも多数登場させたいという意向を明かした。
1951年に誕生した鉄腕アトムは、1959年に実写でテレビドラマ化されており、瀬川雅入がアトム役を演じた。63~03年にかけて3度テレビアニメ化されたほか、64年には劇場版アニメ「鉄腕アトム 宇宙の勇者」が製作されている。また、09年に香港やロサンゼルスを拠点とするイマジ・スタジオがフルCGIでアニメーション化した映画「ATOM」では、フレディ・ハイモアが主人公アトムの声を担当した。
おもにアニメーションと特殊効果を手がけているアニマル・ロジックは、大ヒット作「LEGO(R) ムービー」や「ハッピー フィート」といったアニメ映画のほか、「華麗なるギャツビー」や「ハンガー・ゲーム2」「300 スリーハンドレッド」などの実写映画にも携わってきた。現在抱えているプロジェクトには、“ベティーちゃん”の愛称で親しまれている人気キャラクター、ベティー・ブープの実写&アニメーションのハイブリッド映画もある。