ジェームズ・フランコ、闇社会の金に手を出す「パーフェクト・プラン」の夫婦に理解を示す

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［映画.com ニュース］　闇社会の陰謀に巻き込まれていく夫婦の姿を描いたクライムサスペンス「パーフェクト・プラン」で主演を務めるジェームズ・フランコが、インタビューに応じた。

本作でフランコが演じるのは、米シカゴから英ロンドンに移住した、請負労働者のトム。外国人労働者への取り締まり強化などにより、小学校教師の妻アナと経済的に苦しい生活を送る中、出来心から麻薬密売取引にかかわる大金に手を染め、マフィアや犯罪組織に追われることになる。

「互いに信頼し合っているトムとアナの関係性がこの物語の面白いところなんだ」と話すフランコは、2人がとった行動について「お金を盗んだことに関して、この夫婦が100％悪いと言えるのか、僕には分からない。2人はきちんとした生活を送るためにできるだけの努力をしたのに、どうにもならなかったのだから」と一定の理解を示す。さらに「アメリカ国内や世界中には、2人と同じように能力を身につけていても仕事に就けず、生活に困っている人たちがいる。今までとは違う方法でみんなが結束することが、生き抜くために必要なんじゃないかな」と提言した。

アナ役のケイト・ハドソンとは本作が初共演。ロマンティック・コメディへの出演が多く、“新ラブコメの女王”と評されることも多いハドソンだが、フランコは「陽気で一緒にいて楽しい人だけど、同時にとても深みがあるんだ。面白いイメージが先行して、誠実な女性の役に深みを与えられることにあまり気付かれていないと思う。本作にはケイトのそういう一面がよく表れている」と語った。

「パーフェクト・プラン」は2月28日からシネマート新宿ほか全国公開。