橋本愛「リトル・フォレスト　冬・春」の予告編が完成！

(C) 2013リトル・フォレスト製作委員会

［映画.com ニュース］　約1年間にわたり岩手県でオールロケを敢行した、若手女優・橋本愛の主演作「リトル・フォレスト　冬・春」の予告編が完成し、厳しい冬を越え、主人公の成長を予感させる映像がお披露目された。

「海獣の子供」などで知られる漫画家・五十嵐大介の同名コミックを、「春」「夏」「秋」「冬」の4部作として実写化し、「夏・秋」「冬・春」の2編にわけて劇場公開する「リトル・フォレスト」の完結編。一度は街に出たものの居場所を見つけることができず、生まれ故郷の小さな村に戻ってきたいち子が、東北の美しくも厳しい自然に囲まれた自給自足の生活を通じて、自らを見つめ直していく姿を描いた。橋本が主人公いち子を演じるほか、幼なじみのユウ太役で三浦貴大、親友キッコ役で松岡茉優が共演する。

このほど公開された予告編では、雪に覆われた小森（こもり）の村を舞台に、いち子を中心とした人間模様がしみじみと描かれる。母親（桐島かれん）が失踪した事実にきちんと向き合えずにいたいち子の心情も浮き彫りになっており、春の訪れとともに、ひと冬越えて成長した姿に期待が高まる内容になっている。

前作に続き、フードディレクションを野村友里が主宰する「eatrip」が担当しており、予告編にも野菜たっぷりのひっつみや、塩マス＆ノビル＆白菜＆蕾菜のパスタ、キャベツのかき揚げなど、旬の食材を使った数々の料理が登場。生きるために食べ、食べるために作る。大自然の中で全てがひとつながりになった暮らしが丁寧に映し出されている。

ある時、5年前の雪の日に突然姿を消した母・福子から1通の手紙が届き、いち子は今までやこれからの自分を思い、心が揺れ始める。そうした日々の中でも季節はめぐり、雪解けとともに春の足跡も近づいてくる。

「リトル・フォレスト　冬・春」は、2015年2月14日から全国で公開。