東野圭吾「さまよう刃」韓国でも映画化　9月公開決定＆ポスター初披露

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［映画.com ニュース］　東野圭吾氏のベストセラー小説を韓国で映画化した「さまよう刃」が、9月6日に公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルが初披露された。

最愛の娘を殺害された父親の復しゅう劇を通し、現代の少年法に対して問題提起する「さまよう刃」は、日本で2009年に益子昌一監督によって映画化され、第19回映画批評家大賞で寺尾聰が主演男優賞を受賞している。今作では「シルミド」「殺人の告白」のチョン・ジェヨンを主演に据え、「ベストセラー」のイ・ジョンホ監督がメガホンをとった。演技派俳優のイ・ソンミが刑事役で共演している。

妻を亡くし、男手ひとつで娘を育ててきたサンヒョンは、町内の廃墟で死体となった娘を発見する。謎のメールを手がかりに犯人らしき少年を見つけ出し、感情のまま手にかけてしまう。共犯者の存在を知ったサンヒョンが少年らを抹殺すべく動き出す一方で、少年殺害事件を担当する刑事オッグァンは、サンヒョンを追い詰めながらも社会の不条理に葛藤（かっとう）する。

公開されたポスターには「私の中の人間が、くずれていく」というキャッチコピーが掲出され、倫理観の失われた壮絶な復しゅう劇を予感させる。「さまよう刃」は、9月6日から東京・角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷で公開。