J・G・バラード「ハイ・ライズ」映画化にJ・アイアンズ、シエナ・ミラー

Photo by Ethan Miller/Getty Images、写真提供:アマナイメージズ

［映画.com ニュース］　英SF作家J・G・バラードの長編小説「ハイ・ライズ」を、トム・ヒドルストン主演で映画化するプロジェクトに、新たにジェレミー・アイアンズとシエナ・ミラーが参加することがわかった。

1975年に発表された「ハイ・ライズ」の舞台は、モダンな高層マンション。上層階ほど家賃が高いため、やがてマンション内にヒエラルキーが構築され、外界から閉ざされたなかで住民たちが激しく対立していくさまを描く。デビッド・クローネンバーグ監督によって映画化された「クラッシュ（1996）」、そして「コンクリート・アイランド」とともに、バラードの“テクノロジー3部作”として知られる。

英スクリーン・デイリーによれば、アイアンズはマンションの設計を手がけた建築家アンソニー、ミラーはその献身的な助手シャーロットを演じる。ヒドルストンは、マンションとアンソニーのビジョンに惹かれて入居し、やがてシャーロットと関係を持つようになる医師役で主演する。

「クラッシュ（1996）」を製作したジェレミー・トーマスがプロデュース、「サイトシアーズ　殺人者のための英国観光ガイド」のベン・ウィートリーが監督、エイミー・ジャンプが脚本を務める。7月、北アイルランドのベルファストでのクランクインを予定。