井上真央、アニメ声優に初挑戦!映画「アンパンマン」で“りんごぼうや”に
2014年4月10日 06:00
[映画.com ニュース] 女優の井上真央が、故やなせたかしさん原作の人気アニメ劇場版シリーズ第26作「それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い」で、アニメ作品の声優に初挑戦することがわかった。井上にとっては、「池上彰のJAPANプロジェクト~50年前のニッポン、未来のニッポン~」での報道番組初出演、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(15年放送)の撮入などが控えており、これまで以上に幅広い活動に大きな注目が集まる。
井上が声を担当するのは、新キャラクターの“りんごぼうや”。空に浮かぶ美しい島「アップルランド」に住む、格好いいヒーローに憧れる元気いっぱいの男の子で、大切なふるさとを守るために“魔法の種”を探して奮闘するという役どころだ。
今作は、やなせさんの手がけた最後の原案作。東日本大震災発生後に復興三部作として取り組み、2012年の「それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島」が“復興”、13年の「それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ」が“希望”、今作が“望郷”と“故郷の再建”をテーマに掲げている。
井上は、今年1月に放送されたNHKスペシャル「みんなの夢まもるため~やなせたかし“アンパンマン人生”」でナレーションを務めた縁がある。“りんごぼうや”の前向きなイメージとも合致することから大抜てきされたが、「アンパンマンの世界に描かれているヒーロー像や歌の中には、やなせ先生が残された深い哲学があり、私自身、大人になった今でも勇気や希望をもらっています。いつか先生にお会いしたいという夢は残念ながらかないませんでしたが、ドキュメンタリー番組のナレーション、そして声優と、様々な形でかかわれることが本当に嬉しいです」と意気に感じている。
さらに、「『やなせ先生が取り掛かった復興三部作のラスト』と聞いただけでも恐縮してしまいますが、先生が最後に残された作品に携われる喜びをやりがいに変えて、初挑戦ながらも精いっぱい務めさせていただきます」と責任感の強い井上らしいコメントを寄せている。
「それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い」は、7月5日から全国で公開。