【第86回アカデミー賞】スパイク・ジョーンズ監督作「her 世界でひとつの彼女」が脚本賞受賞!
2014年3月3日 13:33
[映画.com ニュース]第86回アカデミー賞授賞式が3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、奇才スパイク・ジョーンズ監督が脚本も兼ねた「her 世界でひとつの彼女」がオリジナル脚本賞を受賞した。ジョーンズ監督は「今ここに私一人で立っているわけではなく、ずっとサポートしてくれた友人や家族も一緒にここに立っているようなもの。みんながまるでここにいるように感じています。だからこそ、このような親密感のある映画を作ることができたのだと思います」と受賞の喜びと感謝を語った。
「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」などで知られるジョーンズ監督が、「かいじゅうたちのいるところ」以来4年ぶりに手がけた長編作品。アメリカ脚本家組合(WGA)に所属する脚本家の投票によって選ばれるWGA賞をはじめ、放送映画批評家協会(BFCA)とゴールデングローブ賞でも脚本賞を受賞しており、アカデミー賞前しょう戦を制してきた。
近未来の米ロサンゼルスを舞台に、長年連れ添った妻と別れ傷心のライター・セオドアが、ひょんなことから携帯電話の音声アシスタント・人工知能OS「サマンサ」に恋心を抱き、彼女との時間に幸福を見出していく姿を描く。「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスが主人公のセオドアを演じ、スカーレット・ヨハンソンがサマンサの声を担当している。