海老蔵、洋画吹き替えに初挑戦!わずか4シーンも「もうやらない」と悪戦苦闘

2014年2月27日 20:06


洋画吹き替えに初挑戦した市川海老蔵
洋画吹き替えに初挑戦した市川海老蔵

[映画.com ニュース]歌舞伎俳優の市川海老蔵が2月27日、都内のスタジオで米映画「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」(ロバート・レッドフォード主演)の日本語吹き替え版アフレコを行った。

海老蔵が洋画の吹き替えに挑むのは、今回が初めて。インド洋をたったひとり漂流する主人公を演じ、セリフは手紙の朗読やSOS発信などわずかに4シーン。それでも「結構難しかったし、時間がかかって大変だった。やっぱり、餅は餅屋。またやるかって? もうやらない(笑)」と悪戦苦闘していた。

ヨットが転覆し、わずかな食糧とサバイバルキットだけを手に救命ボートで漂流する男が、悪天候やサメの襲撃、飢えと渇き、そして孤独に襲われるヒューマンドラマ。読まれるかわからない手紙を書きつづる男の姿を通して、生きることの意味を問いかける。登場人物は、レッドフォード演じる名もなき主人公ただひとり。現在77歳という年齢ながら、全編水上撮影という過酷なロケに挑んだ。

海老蔵は絶望しながら、最後まで家族を思い続ける主人公の姿に「独身のときとは違い、やっぱり今は家族が大切。日常では感謝の気持ちを忘れがちになってしまう」としんみり。報道陣から「もし漂流したら?」と問われると、「漂流なんてしないって」とあきれながらも、「もし何か持っていくなら、防水のスマホ。ブログを更新すれば、助けに来てもらえるかも」。現在も自身の公式ブログをこまめに更新しており、「昼寝していて、夢の中で更新することも……。(妻の小林)麻央からは『よくけんしょう炎にならないね』と言われる」と話していた。

オール・イズ・ロスト 最後の手紙」は3月14日から全国公開。長編デビュー作「マージン・コール」でアカデミー脚本賞にノミネートされた新鋭J・C・チャンダー監督がメガホンをとった。

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