ポール・マッカートニーの絵本「あの雲のむこうに」がアニメ映画化へ

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［映画.com ニュース］　11月の来日公演が大きな話題になった英ミュージシャンのポール・マッカートニーの絵本「あの雲のむこうに」が、3Dアニメーションとして映画化する企画が進められている。

原作は、リスのウィラルとカエルのフロッゴが、「アニマリア」と呼ばれる動物たちの聖域を探す冒険ファンタジー。マッカートニーが、人気アニメーターのジェフ・ダンバーと児童文学作家のフィリップ・アーダーと共同で執筆した。2005年に出版され、邦訳も同じ年に大和書房から出版された。

子どものころからディズニー映画の大ファンだったマッカートニーは、これまでにもダンバーが監督する短編アニメの製作に携わっている。本作を手掛ける映画スタッフの才能を称え、「温かくて、楽しくて、感動的で、世界中の観客の心に響き渡るアニメ―ション映画を作り上げるしょう」とコメントを寄せた。また、本作のために数曲書き下ろす予定だという。

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作で製作総指揮を務めたマイケル・リンとロバート・シェイがプロデュース。「シュレック　フォーエバー」のジョシュ・クラウスナーが脚本を手がけ、「ムーラン（1998）」のトニー・バンクロフトが監督を務める。映画版のタイトルは絵本の原題と同じ「High In The Clouds」で、15年の完成・公開を目指している。