ニコ生解説開催!「ゼロ・ダーク・サーティ」はどこまで本当なのか?

2013年10月1日 12:20


(左から)ジャンクハンター吉田(MC)、 山本氏、大久保氏、青井氏、行成とあ(MC)
(左から)ジャンクハンター吉田(MC)、 山本氏、大久保氏、青井氏、行成とあ(MC)

[映画.com ニュース] 2011年にパキスタンで実行されたオサマ・ビンラディン襲撃作戦の全貌を描き、アカデミー賞ノミネート他各賞で高い評価を受けた「ゼロ・ダーク・サーティ」のブルーレイ&DVDリリースを記念し9月28日、ニコニコ生放送「エンタジャムチャンネル」にて、人気ブロガーで実業家の山本一郎氏、ムービー・ウェポン・アナリストの青井邦夫氏、そして軍事ジャーナリストの大久保義信氏による「生解説イベント」が行われた。

「生解説イベント」とは、お題となる映画のソフトを出演者と視聴ユーザーが同時に再生しながら、リアルタイムで解説する様子を動画配信するもの。ユーザーのオンライン参加が可能となっており、ユーザーは動画上のコメントを通じて、ゲストの面々とリアルタイムで交流することができる。当日は「この映画ってどこまで信じていいの? 『ゼロ・ダーク・サーティ』の真実」と銘打ち、映画で描かれていた“拷問”は実際に行われていたのか?など、生解説ならではの本音トークが繰り広げられた。

大久保氏は「色んなネタや情報が、取捨選択されてぶち込んである」と同作の情報量の多さについて指摘しながら、「だけど映画として破綻していない。かなり脚色されているんだろうけど、“ああ、こうだったんだろうな”と思わされてしまうところがうまい」と、アカデミー脚本賞にもノミネートされたストーリーテリングの妙を絶賛。青井氏は、武器の専門家らしい視点から「ブルーレイ、DVDを手に入れた人の中に、拷問シーンは飛ばしても、(クライマックスの)襲撃シーンだけ1カ月に1回は見たいという人もいるはず。メイキングもすごく丁寧に作られているので、“あっ、こんなところもちゃんとやっていたんだ”“こういうものを持っていたんだ”と、特殊部隊の装備類をストップモーションでチェックして発見してもらえればと思います」と、映像ソフトならではの楽しみ方を提案した。

一方、山本氏は「ユーザーの皆さんのコメントを見ていると、それぞれ着眼点が違うのが面白いですね。僕は僕の見方しかしないので、色々話をうかがえたのは面白かった。あまり武器とか知らないので」と、生解説イベントの醍醐味について感想を述べた。

ブルーレイ&DVD「ゼロ・ダーク・サーティ」は、現在セル&レンタル中。なお、この生解説番組はニコニコ生放送「エンタジャムチャンネル」のアーカイブ(http://ch.nicovideo.jp/channel/ch6991)で視聴可能だ。

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「ハート・ロッカー」(兵隊用語で「苦痛の極限地帯」「棺桶」を意味する)は、高度な専門テクニックと冷静沈着な判断力を求められる爆弾処理班の若き米兵士3人を主人公に、2004年の夏、バグダッド郊外での彼らの38日間の任務を追う戦争アクション映画。

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