「10人の泥棒たち」ノースタントで挑む壮絶撮影メイキングが公開
2013年6月28日 19:00
[映画.com ニュース] 幻のダイヤ強奪をめぐる綿密なストーリー構成と、生身にこだわったハリウッド級のアクションがすでに口コミで話題を集めている「10人の泥棒たち」(公開中)から、ビル壁面で繰り広げられる最大のクライマックスの舞台裏を伝えるメイキング映像が公開された。
同作は、巨大カジノに眠る世界に1つしかない幻のダイヤモンド“太陽の涙”を強奪するために集められた、野心あふれる10人の犯罪チームを描くクライム・アクション。3つの恋愛が交錯する予測不能の巧妙な脚本と、壮大なロケーションで繰り広げられるダイナミックなライブ・アクションがアジア全域を熱狂させて大ヒットを記録。韓国歴代興行収入記録を6年ぶりに塗り替えたほか、全米、各国映画祭でも絶賛を集めた。
今回公開された映像は、「息つくヒマがない」「007のように面白い!」との声も上がる、強奪作戦のリーダー・マカオがビル壁面をワイヤーにぶら下がって縦横無尽に駆け抜けるシーンのメイキング。4度目のタッグ作となるチェ・ドンフン監督とほぼノースタントでアクションに挑んだキム・ユンソク(「チェイサー」)の解説を交えながら、緊迫感あふれる撮影風景が映し出される。
銃弾が降り注ぎ、頭上から障害物が落下してくるなかを、アパートの外壁にぶら下がり、エアコンの室外機や窓のひさしや建物に張りめぐらされた電線に身を任せて繰り広げられる、高難度の空中ワイヤー・アクション。本編では約5分のシークエンスだが、デパートの外壁や商店街で大規模なロケを敢行し、この壁面シーンの撮影だけで10日間を掛けたというのだから、驚きのこだわりぶりだ。ワイヤー・アクションの経験者でもあるユンソクは「前にやった時より面白かった。今回は小道具を使うワイヤーアクションだから、色々と楽しめたよ」と余裕のコメント。だが、小さなディテールにまでこだわった本気のアクションだからこそ、観客にリアリティたっぷりのスリルを与えたに違いない。
「10人の泥棒たち」は、2週間限定・全上映回全席指定というプレミア形式で現在公開中。