「House of Cards」効果でネットフリックス契約者が増加 株価にも好影響
2013年4月29日 15:30
[映画.com ニュース] インターネットのみで配信されたケビン・スペイシー主演ドラマ「House of Cards」の影響で、ネットフリックスの契約者が増えたと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
「House of Cards」は、イギリスの同名ドラマのリメイクで、マイケル・ドブスの政治サスペンス小説が原作。デビッド・フィンチャー監督が制作総指揮と最初の2話の演出を手がけ、主役の辣腕政治家をケビン・スペイシー、妻をロビン・ライトが演じるなど、豪華キャストをそろえている。
通常のテレビ局ではなく、米DVDレンタル会社ネットフリックスによる独占配信であり、しかも配信開始日にシーズン1の全13話を一挙に公開して話題を呼んだ。ネットフリックスの発表によれば、同社の契約者は第一4半期に300万人増加し、世界で3600万人以上となったという。
また、イーライ・ロスが制作総指揮を手がけるSFホラードラマ「Hemlock Grove」が4月19日にネットフリックスで配信開始となり、こちらは「House of Cards」よりも多くの視聴者が鑑賞しているという。なお、この公式発表の数時間後に、ネットフリックス株は24%上昇している。