岡田准一、アクション再挑戦に喜び!ファン待望の実写版「図書館戦争」完成

2013年3月19日 15:56


実写版「図書館戦争」完成を喜ぶ榮倉奈々ら
実写版「図書館戦争」完成を喜ぶ榮倉奈々ら

[映画.com ニュース]ベストセラー作家・有川浩の代表作を実写映画化した「図書館戦争」の完成報告会見が3月19日、都内で行われ、主人公の堂上篤を演じる「V6」の岡田准一、ヒロインの笠原郁にふんする榮倉奈々らが出席した。岡田は「いろんな要素が詰まった、新しい日本のエンターテインメントが生まれた」と自信のアピール。代表作「SP」シリーズに続き、本作でもアクションシーンで躍動しており「またアクションできたのも、嬉しかった」と喜びをかみしめた。

映画は人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた、2019年の日本を舞台に、「メディア良化隊」が実施する不当な検閲から“本”を守る自衛組織「図書隊」の命がけの戦いを軸に、図書隊員の鬼教官・篤と新米女性隊員・郁の恋愛模様が描かれる。佐藤信介監督(「GANTZ」)がメガホンをとった。

人気小説の実写化とあって、岡田は「フィクションの世界なので、ナチュラルな芝居はできないが、一方でリアリティを出さないといけない。男性からも女性からも“王子様”と憧れられる存在で、すごくプレッシャーを感じた」と述懐。佐藤監督とは10年ぶりの再タッグで、「この10年間で、成長した姿も見せたかった」と思いを語った。

岡田とともに文芸誌「ダ・ヴィンチ」の読者アンケートで、本作の実写版キャスティング希望1位に選ばれていた榮倉は「有川先生にとっても、ファンの皆さんにとっても大切なキャラクター。撮影中は必死だったので、冷静に完成した映画を見ると『こんな大きなスケールの映画に出ていたんだ』と不思議な気持ち」と手応えは十分。「本当に欲張りな映画」と岡田に負けじとアピールしていた。

佐藤監督も「タイトルにある戦争とは、象徴的な意味ではなく、本当に戦争なので、ぬかりがないよう力を尽くして(戦争を)描いたつもり。撮影も語り草になるくらい大変だった」と胸を張る。会見には共演する田中圭福士蒼汰石坂浩二が同席。榮倉演じるヒロインが高校時代、図書隊員に守ってもらい、その際に頭をなでられたという設定にちなみ、男性陣が榮倉の頭をなで、一番いい感触を榮倉が選ぶ場面もあった。

図書館戦争」は、2013年4月27日から全国で公開。

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公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が成立・施行された架空の現代日本を舞台に、不当な検閲から本を守ろうとする図書隊員たちの戦いと日常を描いたラブコメ・アクション。
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