来日したレイチェル・ワイズ、肩出しドレスで登場も寒さでタジタジ

［映画.com ニュース］ウォルト・ディズニーの実写ファンタジー大作「オズ　はじまりの戦い」のジャパンプレミアが2月20日、都内で行われ、来日中の主演俳優ジェームズ・フランコ、共演するレイチェル・ワイズとメガホンをとるサム・ライミ監督が出席した。会場となった六本木ヒルズアリーナにはファン1000人、報道陣400人が集結。時折、激しい寒風が吹きこむなか、3人は身を寄せ合いながら、あまりの寒さにタジタジの様子だった。

主人公のオズを演じるフランコは厚手のコートに、マフラー＆手袋の完全防備。「ライミ監督とタッグを組むのは、これで4度目。日本の皆さんは映画愛が強いから、こうして僕らの新作を見てもらえるのは光栄だよ」と笑顔で挨拶した。

一方、両肩が丸出しになった真紅のドレスで登場したワイズは、ファンとの交流こそ寒さに耐えたが、ステージ上ではたまらずコートを着込み「私は映画の中で、エヴァノラという魔女を演じているの。きっと、この風も私のせいね」と凍えた表情でジョーク。それでも「この作品は製作過程そのものが、マジカルだったわ。ぜひ皆さんにも同じマジカルを感じてほしい」とアピールを忘れなかった。

映画は「スパイダーマン」シリーズで知られるライミ監督が「オズの魔法使」（1954）にも登場する魔法使いの誕生物語を描く。魔法の国に迷い込み、伝説の救世主に勘違いされた若き奇術師オズは、セオドラ、エヴァノラ、グリンタという美しい魔女3人に導かれ、魔法の国の存亡をかけた激しい戦いに巻き込まれていく。ライミ監督は「日本に来られてうれしいです」と日本語で挨拶し、「皆さんに温かく迎えていただき、感激しています」と来日の喜びをかみしめていた。ジャパンプレミアには、タレントのあき竹城、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山崎静代が駆けつけた。

「オズ　はじまりの戦い」は2013年3月8日公開。