女優・グラドル小泉麻耶「暗闇から手をのばせ」主演でデリヘル嬢に
2013年1月23日 23:00
[映画.com ニュース] グラビアアイドルとして活躍し、女優としても進境著しい小泉麻耶が、映画「暗闇から手をのばせ」に主演し、障害者専門のデリヘル嬢に扮していることがわかった。
日テレジェニック2009に選ばれた小泉は、これまでも映画「エレクトロニックガール」に主演するなど、着実にキャリアを積み重ねてきた。今作では、全国に348万人いるといわれている18歳以上の在宅身体障害者を相手に“性”を売る沙織を熱演している。
「楽そうだし、体が動かないから怖くなさそう」という理由でデリヘル業界に飛び込んだ沙織は、出勤初日からショックを受ける。全身タトゥーの入った進行性筋ジストロフィー患者、自らの障害をネタに本番行為を要求する常連客、バイク事故で自由を奪われ殻に閉じこもる青年……。しかし、“それでも生きていく”ことを選んだ男性たちに接するうち、沙織のなかで何かが音を立てて崩れ去っていく。
小泉のほか、津田寛治、森山晶之、管勇毅、松浦佐知子、ホーキング青山、モロ師岡らが出演。メガホンをとったのは、ディレクターとしてNHKの番組を演出するかたわら、2012年度のテレビ朝日新人シナリオ大賞を受賞した戸田幸宏監督。初の長編映画となった今作は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のヤング・オフシアター・コンペティション部門にノミネートされ、出品が決まっている。
「暗闇から手をのばせ」は、3月23日から東京・ユーロスペースでレイトショー。