45年の歴史に幕　銀座唯一の名画座「シネパトス」来春閉館

［映画.com ニュース］　東京・銀座唯一の名画座として知られる「銀座シネパトス」が、2013年3月末に閉館することがわかった。劇場がある東銀座・三原橋地下街が、耐震性の問題で取り壊されることが決定し、東京都からの立ち退き命令があったという。

同館は、67～68年にオープンした「銀座地球座」「銀座名画座」を、88年7月に改装オープン。08年に“名画座宣言”を行い、1スクリーンを邦画専門の名画座として、特集上映やトークイベントを行ってきた。

また、同館を舞台にした映画「インターミッション」が、最後の上映作品になることが決定。映画評論家の樋口尚文氏がメガホンをとり、劇場の休憩時間の客席で繰り広げられる群像劇を描く。同館の閉館を惜しむ秋吉久美子、香川京子、染谷将太らが出演する。13年2月23日～閉館日、同館で上映される。