「本屋大賞」に続け!全国の映画館スタッフが選ぶ「映画館大賞」設立
2009年3月24日 12:00
[映画.com ニュース] 全国の独立系映画館100館以上の協力のもと、映画館スタッフが選ぶ映画賞「映画館大賞」が設立され、来る3月31日に第1回受賞作が発表されることになった。
第1回の対象作品は、07年12月1日~08年11月30日の間に国内で封切られたすべての映画で、その中から洋画、邦画、メジャー、インディペンデント、自館での上映の有無の区別なく、純粋に「映画ファンにスクリーンで見てもらいたい」作品を、全国の独立系映画館(全国展開シネコン、成人映画館以外の映画館)100館以上のスタッフが投票。各映画館から提出されたベストテンを、1位=10点、2位=9点、3位=8点……10位=1点として集計し、大賞を決定する。また、特別部門として、文化人(みうらじゅん)、映画監督(岩井俊二)、俳優(蒼井優)ら各界の著名人が独自の視点で個人的なおすすめ映画を選出する「あの人の1本」部門、名画座館主たちが08年に特集上映・リバイバル上映された旧作から1本を選ぶ「蘇る名画」部門も発表される。
受賞作品は、31日に特設サイト(www.cinemirai.com/eigakantaisho/)で発表され、5月22日から、東京・渋谷ユーロスペースで上映される。
映画の送り手として最前線に位置する映画館スタッフが選ぶ1本は、何になるのか? 同様の賞としては、04年から始まった“全国書店員が選んだいちばん売りたい本”を選ぶ「本屋大賞」が好評を博しているが、「映画館大賞」の今後に注目したい。