ミシェル・ヨー、スーチーさんの素顔を熱演　L・ベッソン新作予告公開

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［映画.com ニュース］　ミシェル・ヨーとリュック・ベッソン監督がタッグを組んだ「The Lady ひき裂かれた愛」の予告編が、このほど公開された。ビルマ（現ミャンマー）民主化運動のリーダーとして非暴力による訴えを貫き、1991年にアジア女性初のノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチーさんの半生を描く。

今作は、2007年にレベッカ・フレインの脚本に感銘を受けたミシェル・ヨーが、ベッソン監督に企画を持ち込んだことからスタート。約4年の歳月をかけ完成させた。「ハリー・ポッター」シリーズのリーマス・ルーピン役で知られる、デビッド・シューリスが共演している。

1988年、母の看病のためイギリスからビルマに戻ったスーチーは、軍事政権がはびこる祖国の現実を目の当たりにする。「ビルマ建国の父」であるアウンサン将軍を父に持つスーチーは、民主主義運動家たちの懇願を受け選挙出馬を決意。軍事独裁政権とのし烈な戦いに身を投じていく。

予告編は、ミシェル・ヨーが政治活動家としての顔の裏に隠された、スーチーさんの素顔を熱演。ひたむきに信念を貫いた指導者という政治的側面だけでなく、イギリスにいる家族とひき裂かれ苦悩する姿を描き、知られざる母、妻としてのスーチーさんに焦点を当てた。

「The Lady ひき裂かれた愛」は、7月21日から全国で公開。