高倉健からメッセージ＆直筆署名　特大バナーが全国の劇場に

(C)「あなたへ」製作委員会

［映画.com ニュース］　名優・高倉健が6年ぶりに銀幕復帰を果たす「あなたへ」の特大バナーが、全国300以上の劇場に1月21日から掲出される。高さ1.8メートル×幅3.6メートルという規格外のサイズで、タイトル「あなたへ」と署名は高倉本人が直筆でしたためた。

日本映画の黄金期をけん引してきた高倉の通算205作目となる「あなたへ」が、公開に向けて始動した。すでに上映予定の劇場では、30秒の特報が上映されているが、バナーは規格外のものとなった。

「あなたへ　妻の故郷への旅　多くの人々との出会い　そこには夫婦の言葉にできない想いがありました。　8月25日　劇場でお会いしましょう。　高倉健」。目深にキャップをかぶった高倉が遠くを見つめているバナーは、本州と九州をつなぐ関門橋を背景に、ロケ地のひとつである山口・下関で撮影された。北陸から九州へ、実際に9000キロを超える道程を旅しながら撮影していった高倉の、今作にかける思いは必見だ。

今作は、高倉扮する富山刑務所の指導技官・倉島英二が、亡き妻の生前の真意を知るため、妻の故郷である長崎・薄香港へキャンピングカーで旅をするという設定。物語に沿う形で、富山を皮切りに岐阜、兵庫、福岡、長崎でのロケを敢行した。27年ぶりの共演となるビートたけしをはじめ、田中裕子、佐藤浩市、草なぎ剛、余貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、大滝秀治、長塚京三、原田美枝子、浅野忠信というオールスターキャストがスクリーンを彩る。

「あなたへ」は、8月25日から全国で公開。