「モノポリー」もボツ!玩具を基にした映画化企画が次々中止に
2011年8月26日 11:26
[映画.com ニュース] 「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイがプロデュース、「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのマックG監督がメガホンを握る超大作「ウィジャ(原題)」が製作中止となったと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
「ウィジャ」とは、降霊術を題材にした古典的ボードゲームを下敷きにした映画企画で、VFXを駆使して映像化される予定だったが、予算が1億5000万ドルに膨れあがったために、ユニバーサルは製作中止を決定したという。
「ウィジャ」は、2008年にユニバーサルが米大手玩具メーカーのハズブロと大型契約を結んだことがきっかけで誕生した企画のひとつだが、リドリー・スコット監督で準備されていた「モノポリー」、ゴア・バービンスキー監督で進められていた「Clue」などハズブロの玩具を原作とした他のユニバーサル作品も製作中止となっている。ユニバーサルは、ハズブロがパラマウントと組んだ「トランスフォーマー」シリーズのヒットに影響され、ハズブロの全製品の映画化権を獲得したものの、玩具の映画化は予想以上に難しいようだ。
なお、ユニバーサルが進めていたスティーブン・キング原作「ザ・スタンド」の映画化や、ディズニーが進めていたジョニー・デップ主演映画「ローン・レンジャー」など、景気の先行きが不透明のためか、最近ハリウッドでは超大作の製作中止が相次いでいる。