「ムカデ人間」連日盛況、上映禁止の続編は犠牲者12人

2011年7月6日 11:21


「ムカデ人間1号」の北村昭博
「ムカデ人間1号」の北村昭博

[映画.com ニュース] オランダ発のカルトホラー「ムカデ人間」の公開記念トークショーが7月5日、東京・渋谷シネクイントで行われ、日本人キャストの北村昭博と同作に推薦コメントを寄せた松尾スズキが作品の魅力を語り合った。

拉致した3人の口と肛門とをつなぎ合わせ“ムカデ人間”を作ろうとする医師の狂気を描く。配給のトランスフォーマーによると、立ち見客を出した7月2日の公開初日を皮切りに、連日盛況のヒットを記録しているという。

松尾は「究極の地獄をエンターテインメントとして描いた作品。不謹慎な内容かもしれないが、笑いと哲学性が同居していて全然わかる」と共感しきり。「言葉を失ったとき、果たしてそれは人間なのか……。監督が人間の尊厳をどう考えているのか知りたい」と興味津々だ。“ムカデ1号”を演じる北村とはツイッター上で交流があり、この日が初対面。「先頭、真ん中、最後。どの順番が一番幸せか」の議論に花を咲かせた。

すでに続編「The Human Centipede II」が完成しているが、イギリスの映像審査機関「全英映像等級審査機構(BBFC)」がいかなる年齢規制や編集を加えても容認できる内容ではないと判断し、イギリスでの全面上映禁止が決定した。北村は「パート2は、12人がつなげられていて、結合部分も見られます。でもこれ以上は言えません」。なお、北村自身は続編には出演していないそうだ。7月9日には東京・渋谷のレストラン「アルカトラズE.R.」で、北村を囲んだ飲み会と本編鑑賞がセットになった“「ムカデ人間」ディナーショー”が開催される。

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