山寺宏一、実写版ルパン役に「この顔をさらしていいのか」悩む

2011年5月8日 06:40


舞台挨拶は山寺の独壇場
舞台挨拶は山寺の独壇場

[映画.com ニュース] 映画「ルパンの奇巌城」が5月7日に公開を迎え、山寺宏一岩田さゆり西川風花秋原正俊監督が都内で舞台挨拶に登壇した。

モーリス・ルブランの傑作「アルセーヌ・ルパン」シリーズの一編を映画化した本作。舞台を日本に置き換え、ある名家の秘書の殺害事件に対し、ルパンと女子大生探偵が奇想天外なナゾ解き対決を繰り広げる。

山寺は、親子ほど年の離れた岩田と西川に挟まれ「入学式に来た親のような気分です!」とハイテンション。声優として活躍しているが、実写映画の主演、しかも子どものころからあこがれていたルパン役ということで、思い悩む部分もあったという。「この顔をさらしてルパンをやっていいものかと思いつつ、やらせてもらいました。すみません! シルエットだけのシーンが多いので顔が出るところは、阿部寛さんの顔でもCGで当ててもらおうと思ったんですが(笑)」と語った。

岩田は、ルパンを追う女子大生探偵・伊地知役。山寺が「実質的な主演はさゆりちゃん」と言うほど、ほとんど出ずっぱり。セリフの量も膨大だが、オールアフレコ作品のため「撮影の後でアフレコしながら、『頑張ってセリフ覚えたのに』と思っていました」と恨み節だ。百戦錬磨の山寺にとっても「めったにない経験」だったそうで、「自分の口に合わせる方が難しい。監督には『山寺さんの七色の声を生かして』と言われましたが、そんな声を使うところはなかった」と明かし、笑いを誘っていた。

秋原監督は「この個性的なメンバーをまとめていくのは大変でした」と撮影時の苦労を明かしつつも、満員の客席に喜びと安どの表情を浮かべていた。

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