渡辺謙、菊地凛子ほか国際的スターが集結　「シャンハイ」日本公開が決定

［映画.com ニュース］　渡辺謙、ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、菊地凛子らによる豪華共演が実現した、米中合作映画「シャンハイ」（ミカエル・ハフストローム監督）の日本公開が決定した。

1941年の太平洋戦争前夜の上海を舞台にしたサスペンスドラマ。ある米諜報部員の死の裏に隠された中国、アメリカ、日本の巨大な陰謀と、決して愛し合ってはならない運命を背負う男女の悲恋を描く。渡辺はキューザック演じる諜報部員ポールを執ように狙う冷酷な日本人将校タナカ役を、菊地は物語の鍵となるナゾの女スミコ役を演じている。

昨年6月17日に中国で先行公開され、アジア版「カサブランカ」と賞賛された。現在までに世界17カ国以上で公開されており、このほど太平洋戦争開戦から70年という節目の年、終戦記念日直後となる8月20日に日本公開されることとなった。

キューザック、リー、ユンファらと「しびれるような撮影をしてまいりました」と共演を振り返った渡辺にとって、ハリウッド進出7作目となる同作。「久しぶりにヤミの部分を前面に出した役をやらせてもらいました。少し違う一面をお見せできると思います。ご期待ください」とコメントを寄せた。菊地も、「とても完成された台本でした。台本を読んだ段階でこの映画にかかわることに、すでにワクワクしたのを覚えています。この映画が日本の方々に届くかと思うと、またワクワクします」と喜びを語っている。

「シャンハイ」は、8月20日から日本公開。