早稲田大学で史上初のレッドカーペット 松ケン&凛子も感無量

2010年11月23日 19:46


本編は大隈記念講堂で上映
本編は大隈記念講堂で上映

[映画.com ニュース] 村上春樹のベストセラー小説を映画化した「ノルウェイの森」のジャパンプレミアが11月23日、村上の母校・早稲田大学で行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、菊地凛子水原希子霧島れいか初音映莉子玉山鉄二高良健吾、トアン・アン・ユン監督が同校史上初となるレッドカーペットに登場した。

本編の撮影も行われた同大への“凱旋”に、松山は「この場で皆さんに映画を見ていただけることは光栄。ご協力いただいた早稲田大学の方々に感謝したい」と万感の面持ち。主演が決まった際、すぐさまプールに行ったそうで、「実は僕、泳げなかったんで。今回の泳ぐシーンは訓練のたまものです」と誇らしげだ。

ヒロイン・直子役の菊地は、「ぜひ『ノルウェイの森』の世界を皆さんの手に広げてもらえば」とアピール。主人公の自殺した親友を演じた高良は、「自由な気持ちで自由に感じて、家に持ち帰ってください」と自信をのぞかせた。

メガホンをとったユン監督は、「今、私がここにいるのは春樹さんのおかげ。原作がなかったら、こうして皆さんとお会いすることも、映画を披露することもできなかった。そして素晴らしい才能を提供してくれたキャストの皆さんにも感謝しています」と感無量。日本人キャストを起用し、日本でのロケに徹した理由を「この物語は日本で展開するからこそ魅力的。日本人を日本で撮ること以外、成立しなかった」と説明した。

原作は現在までに1079万部の発行部数を記録。主人公ワタナベ(松山)が亡き親友の元恋人(菊地)との恋愛と別れを通して、人生の岐路に立つ姿を繊細に描き出す。

ノルウェイの森」は、12月11日から全国で公開。

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