松ケン&凛子のラブシーンがポスターに 「ノルウェイの森」キャンペーン

2010年11月12日 07:03


映画の世界観を的確に言い当てた
映画の世界観を的確に言い当てた

[映画.com ニュース] 村上春樹のベストセラー小説を、トラン・アン・ユン監督が映画化する「ノルウェイの森」の新ポスタービジュアル2種類が初公開された。今回発表されたビジュアルは、ポスターのメインコピーを一般公募する“コトバの森キャンペーン”の受賞結果を受けて制作されたもので、原作ファンを中心に3000通を超える応募が寄せられた。

配給を手がける東宝は、予想以上の反響に急きょ、CMプランナーとしてソフトバンクモバイルの「ホワイト家族24 予想外な家族」シリーズで知られる電通の澤本嘉光氏を審査員に招へい。白熱した審査の末、大賞は大阪在住の名引佑季さんの「涙は涸れても、愛は枯れない。」に決定した。原作のブックカバー同様、赤と緑が印象的なポスターが制作され、応募された数多くのコピーが背景にうっすらと盛り込まれたデザインに仕上がり、11月下旬から全国の劇場で掲出される。

11月23日に全ぼうが明らかに
11月23日に全ぼうが明らかに

また、応募されたなかに優秀なコピーが多く見受けられたため、特別賞と審査員特別賞を設けた。特別賞は、東京在住の日野原良行さんの「愛は、どんな森よりも深い。」に決定。書店用新ポスターに起用された同コピーは、松山ケンイチ扮する主人公のワタナベと、菊地凛子演じる直子のラブシーンのビジュアルのど真ん中に掲載。さらに、澤本氏が絶賛した「どうにもならない。」を投稿した高知在住の小原麻衣さんが、審査員特別賞に選ばれた。

審査を終えた澤本氏は、「個人的には上手なコピーより、映画的ではなくても強いコピーが好き。大賞も特別賞も、映画の内容をうまく想像させるとても良いものだと思っています」と絶賛。大賞を受賞した名引さんには、映画にちなみ「ノルウェイまでのペア往復航空券」がおくられる。第67回ベネチア国際映画祭ではコンペティション部門に出品されるなど世界中から注目されているが、日本では11月23日に映画の舞台となった早稲田大学でジャパンプレミアを行う。

ノルウェイの森」は、12月11日から全国で公開。

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