大ヒットミュージカル「ジャージー・ボーイズ」が映画化

写真：AP/アフロ

［映画.com ニュース］　2006年度トニー賞のベストミュージカルに輝いた、ブロードウェイミュージカル「ジャージー・ボーイズ」が映画化されることになった。

米Deadline Hollywoodによれば、グラハム・キング（「ディパーテッド」）率いるGKフィルムズが、争奪戦の末に高額で映画化権を獲得したという。

「ジャージー・ボーイズ」は、「君の瞳に恋してる」「シェリー」などの大ヒットで知られる米コーラスグループ、フランキー・ヴァリ＆ザ・フォー・シーズンズのサクセスストーリーを描いたミュージカル。

タイトルは、4人のメンバーが米ニュージャージー州出身であることに由来する。映画化にあたって、舞台の台本を執筆したマーシャル・ブリックマンとリック・エリスが脚本を手がける。監督やキャストは現在のところ未定。

同作の映画化権をめぐっては、05年の初演以来、各スタジオが争奪戦を繰り広げており、一時はスティーブン・スピルバーグやトム・ハンクスも映画化を狙っていたとされる。GKフィルムズは、マーティン・スコセッシ監督作品や、最近ではジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの初共演が話題の「ツーリスト」、サシャ・バロン・コーエンがクイーンの故フレディ・マーキュリーに扮する新作伝記映画など、多数の話題作を手がけている。