世界初の「アイルトン・セナ」ドキュメンタリー、予告編解禁
2010年8月30日 11:55
[映画.com ニュース] 1994年にレース中の事故で死去したブラジルのF1ドライバー、アイルトン・セナさんのドキュメンタリー「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」の予告編が公開された。
同作は、「音速の貴公子」の愛称で日本でも人気を博したセナさんに迫る、世界で初めてのドキュメンタリー映画。2010年がセナさん生誕50年にあたることから、その意志を受け継いだ「アイルトン・セナ財団」が製作に全面協力。ロータス、マクラーレン、ウィリアムズなど、セナさんが所属したチームでの迫力のレース映像などが提供された。
描かれるのは、3度のワールドチャンピオン獲得など、栄光に彩られたレーサーとしての記録にとどまらない。華々しい活躍の裏側で、チームメイトのアラン・プロストとの確執や、当時のFISA(国際自動車スポーツ連盟)のジャン=マリー・バレストル会長からの政治的圧力などに思い悩んでいた、ひとりの人間としての姿にも迫る。予告編にも「かなうなら78年か79年に戻りたい。何の制約もない純粋にレースをしていたころに」など、本音を吐露する姿が映し出されている。
「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」は、10月8日から日本で世界最速公開される。