トビー・マグワイアが、伝説のF1レーサーの物語を映画化

［映画.com ニュース］　「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイアが、60年代に活躍した実在のF1レーサーの物語を映画化、自ら主演することになりそうだ。

米コロンビア・ピクチャーズとマグワイアの製作会社による企画で、タイトルは「ザ・リミット（The Limit）」。今秋刊行予定のマイケル・キャネルによる同名のノンフィクションを映画化するもので、共にフェラーリに在籍していたフィル・ヒルとウォルフガング・フォン・トリップスという2人のF1レーサーの関係を描く。

61年、良き友人でありライバルでもあったアメリカ人のヒルとドイツ人のフォン・トリップスは、その年のF1チャンピオン争いを繰り広げていた。ところが第7戦のイタリアグランプリで、フォン・トリップスがマシンごと観客席に飛び込む事故を起こして即死。このレースに勝ったヒルはチャンピオンシップを手にしたものの、レース後にフォン・トリップスの死を知らされることになった。

マグワイアはヒルを演じる予定。クリント・イーストウッド監督によるネルソン・マンデラの伝記映画「ザ・ヒューマン・ファクター（The Human Factor）」（12月全米公開予定）を執筆したアンソニー・ペッカムが脚本を手がけることになっている。