企画AV女優たちの苦悩を描く「名前のない女たち」予告編解禁

2010年8月12日 11:29


女性たちの赤裸々な本音を描き出す
女性たちの赤裸々な本音を描き出す

[映画.com ニュース] AV女優たちの“性”と“生”にまつわるインタビューなどで構成されたノンフィクション本の映画化「名前のない女たち」の予告編映像が公開された。

同作は、渋谷の路上でスカウトされてAV業界入りした地味なOL・純子が、コスプレAV女優ルルとして人気を博し自分の居場所を見出すが、人気が落ちた途端に使い捨てられる残酷な業界の現実を突きつけられ、苦悩する姿を描く。

AV業界は市場規模1000億円、年間2万タイトルが生み出されているといわれ、働く女優は年間3~4万人と推定される。その大半は名前の知られた「単体女優」ではなく、あくまでも性の対象として過激な仕事をこなす「企画女優」だ。その多くは家庭内DVやセックス依存、いじめといった問題を抱えた末、業界にたどりつく。同作は、そんなAV業界で生きる女優たちの姿を通し、人に言えない悩みを持ち、都会のなかで漂流する現代女性たちに生きていることの意味を投げかけていく。

主人公の純子=ルルを演じるのは、今回が映画初主演の新人・安井紀絵。綾乃役には「神の左手悪魔の右手」「エクステ」の佐久間麻由。2人はヘアヌードも辞さない体当たりの熱演を披露。予告編にも、ルルと綾乃がAV撮影に臨む場面や、やがて降りかかる厳しい現実に本音を吐露する姿が映し出されていく。

監督は、サトウトシキ、佐野和宏瀬々敬久と並んで「ピンク四天王」と称される佐藤寿保。共演には新井浩文渡辺真起子鳥肌実らが顔をそろえる。

名前のない女たち」は9月4日から公開。

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