反イルカ漁映画「ザ・コーヴ」苦難乗り越え全国6スクリーンで公開

2010年7月3日 13:51


紆余曲折を経てついに公開
紆余曲折を経てついに公開

[映画.com ニュース] 市民団体などからの上映中止を求める抗議が相次いでいたドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が7月3日、全国6スクリーンで公開された。神奈川・横浜ニューテアトルでは、午前10時の初回上映前から劇場前に報道陣が殺到。街宣や抗議活動などはなく、配給関係者は静かな幕開けに喜びをかみ締めている。

和歌山県太地町でのイルカ漁を撮影した同作は、第82回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した。「イルカ救済のスペシャリスト」で、1960年代のドラマ「わんぱくフリッパー」に出演したリチャード・オリバーが案内役を務めているが、立ち入り禁止区域に無断で入ったり、リモコン飛行機で隠し撮りしたとして、地元から猛反発を受けていた。

当初は6月26日に都内劇場などで公開を予定されていたが、抗議電話や街宣活動が行われたことから、メイン館となる東京・シアターN渋谷を含む一部劇場での上映が中止された経緯がある。この日、横浜ニューテアトルでは上映前に長谷川喜行支配人が挨拶をすると、客席からは大きな拍手が沸き起こった。

配給元・アンプラグドの加藤武史代表は、「映画の内容については公開前から賛否両論がありましたが、上映自体についてはさまざまな方々にご支援いただきました。日本での公開が実現できたこと、上映を支えていただいた皆さまに感謝しております」とコメントを寄せた。

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