「HEROES」のヘイデン・パネッティーアが、太地町でイルカ漁に抗議

2010年3月31日 11:21


太地町との溝は埋まらず…
太地町との溝は埋まらず…

[映画.com ニュース] 米人気TVシリーズ「HEROES ヒーローズ」に出演し、熱心な動物愛護家としても知られる若手女優ヘイデン・パネッティーアが3月26日、恋人のウクライナ人プロボクサー、ウラジミール・クリチコや反捕鯨活動メンバーらと来日。和歌山県太地町を訪れ、海岸でイルカを模った白い布の上に横たわり、イルカ漁に抗議を唱えた。

米CBSなどによると、パネッティーアは「太地町がイルカ漁から撤退すれば、同地の顔として地域活性化に貢献する」と提案し、町長と漁業組合代表との面会を求めたが、双方から門前払いされた。パネッティーアは、集まった多くの報道陣に「私たちは、太地町の自然を活用しながら収入を生み出すアイデアを、友好的に模索したかっただけだ」と訴えた。

彼女は07年にも、仲間のサーファーと太地町のイルカ漁が行われる沖に出て抗議活動をしている。その模様は、ルイ・シホヨス監督のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」に収録された。太地町でのイルカ漁を撮影した同作は、「イルカ救済のスペシャリスト」で1960年代のドラマ「わんぱくフリッパー」に出演したリチャード・オバリーが案内役を務めている。立ち入り禁止区域に入ったり、リモコン飛行機で隠し撮りしたとして地元からは猛反発を受けたが、先日、第82回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した。「ザ・コーヴ」は初夏、日本公開。

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