桃井かおり、米版「幸福の黄色いハンカチ」LAプレミアに“見参”

2010年2月19日 18:03


33年ぶりによみがえる名作に、再び出演
33年ぶりによみがえる名作に、再び出演

[映画.com ニュース] 女優の桃井かおりが2月18日(現地時間)、ロサンゼルスで行われた米映画「イエロー・ハンカチーフ」(ウダヤン・プラサット監督)のプレミアに出席。黒のスパンコールのドレス姿で来場し、主演のウィリアム・ハートらとともにレッドカーペットを華やかに飾った。

同作は、山田洋次監督、高倉健主演で製作された1977年の「幸福の黄色いハンカチ」の米リメイク版。刑期を終えて出所した男が、偶然出会った若いカップルに後押しされて、妻のもとへ戻る姿を描くロードムービー。オリジナルで高倉が演じた主人公をオスカー俳優のハート、その妻をマリア・ベロが演じている。桃井がかつて演じた若いカップルの女性役には、「トワイライト」のクリステン・スチュワートが扮しているが、製作陣のオリジナル版へオマージュを捧げたいという思いから、桃井へ出演をオファー。主人公が旅の途中で立ち寄るモーテルの女主人として特別出演を果たした。

桃井は、自身の監督作品「無花果の顔」を携えてベルリン国際映画祭へ参加した際、プロデューサーのアーサー・コーンからリメイク版への出演を打診されたという。「アメリカンテイストで丁寧に撮ったらすごくいいと思うし、また現代的によみがえるんじゃないかと思った。それで『あなたも出てみない?』って冗談混じりに言われたんだけど、日本人や、山田監督や、黄色いハンカチに対する敬意を払ってくれていると思って参加させてもらいました」と出演に至った経緯を説明。そして、「『幸福の黄色いハンカチ』は名作。『イエロー・ハンカチーフ』も、オリジナルとはまた違って現代的になっているんですけれど、心根が一緒。日本人にはたまらない映画になっていると思います。ぜひ2本続けてごらんください。使用前使用後のような桃井がそこにおりますが(笑)」と、“桃井節”を交えながら作品をPRした。

イエロー・ハンカチーフ」は松竹配給で6月26日から全国で公開。それに先立ち、オリジナル版「幸福の黄色いハンカチ」のデジタルリマスター版も4月10日から公開される。

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