松田美由紀「あんなにアツい男いない」。松田優作のドキュメンタリー映画製作

2009年8月5日 12:00


今なお多くのファンを持つ松田優作
今なお多くのファンを持つ松田優作

[映画.com ニュース] 1989年に40歳の若さで亡くなった故・松田優作の生誕60年を記念したドキュメンタリー「SOUL RED 松田優作」の製作発表記者会見が、8月4日、東京・六本木のアカデミーヒルズにて行われ、優作のかつての妻で女優の松田美由紀とプロデューサーの河井真也が登壇した。

本作は、今年の11月6日に没後20年、9月21日に生誕60年を迎える俳優・松田優作の軌跡を見つめ直すために始動した「SOUL RED Project」の一環として製作されるドキュメンタリー。映画やTVに出演した際の貴重な映像や、縁の深かった人たちのインタビューなどで構成され、松田美由紀、息子の龍平も出演していた「世界はときどき美しい」(06)の御法川修監督がメガホンを握る。

作品の総監修を務める松田美由紀は、「(没後)20年経ち、単なるノスタルジーではなく、昔からの夢だった優作のドキュメンタリーを作りたいと思いました。私は彼の1番弟子のようなもので、これが私の使命だと感じています」と製作の動機を明かした。また、プロデューサーの河井は、「海外での上映を念頭に製作中ですが、こんなに優作さんの影響を受けた人がいるのかと痛切に感じています」と語り、製作者側のモチベーションの高さをうかがわせた。

成長するにつれ父親にどんどん似てきた、俳優として活躍中の息子・龍平と翔太について話が及ぶと、松田は「中身はまだまだですね。私は優作の死後何年も生きていますが、あんなにアツい男はそうそういないです」と話し、先月、龍平に女の子が産まれたことに関しては、「かわいいですよ。龍平に似ています。彼は私よりしっかりしているから、アドバイスすることもないです」と幸せそうに話した。

SOUL RED 松田優作」は、命日である11月6日より新宿ピカデリーほか全国順次公開。

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