「ウォッチメン」ロールシャッハ、新「エルム街の悪夢」のフレディに！

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［映画.com ニュース］　「ウォッチメン」（公開中）でハードボイルドなヒーロー、ロールシャッハを好演した“帰ってきた名優”ジャッキー・アール・ヘイリーが、ニューラインと製作会社プラチナム・デューンズが新たにシリーズ化する新「エルム街の悪夢」の殺人鬼フレディ・クルーガーに正式決定した模様だ。

今回のシリーズ化は、09年にホラー映画「13日の金曜日」を再映画化して世界的に大ヒットしたことに気を良くした製作陣（プラチナム・デューンズはマイケル・ベイ監督の製作プロダクション）が、もう一つのホラー名作シリーズ「エルム街の悪夢」を再映画化するプロジェクト。

「ケープ・フィアー」「グラスハウス」「DOOM　ドゥーム」の脚本家ウェズリー・ストリックによる脚本を、グリーン・デイやデビッド・ボウイのPVで定評ある映像作家サミュエル・バイヤーがメガホンを取る作品。米バラエティ誌によると、クランクインは来月で、2010年4月16日の全米公開を目指す。

アール・ヘイリーが演じる、ティーンエイジャーの悪夢の中に登場する鉄の爪の切り裂き魔フレディは、80年代の人気オリジナルシリーズではロバート・イングランド（現在59歳）が演じたキャラクター。84年のウェス・クレイブン監督の第1作以降、5本の続編と2本のスピンオフ作品（「フレディVSジェイソン」含む）が作られた。第1作はジョニー・デップの俳優デビュー作として知られる。

現在47歳のアール・ヘイリーは、1970年代末に「がんばれ！ベアーズ」や「ヤング・ゼネレーション」で不良青年を演じて人気を博した元天才子役。長い低迷期があったが、06年の「リトル・チルドレン」で小児性愛の性癖を持つ性犯罪受刑者を怪演し、アカデミー助演男優賞にノミネートされて“復活”。「ウォッチメン」では語り部となるロールシャッハを演じた。次回作は、マーティン・スコセッシ監督のスリラー「シャッター・アイランド」（10月全米公開）。