ゲイリー・オールドマンとデンゼル・ワシントン、近未来スリラーで共演

［映画.com ニュース］　デンゼル・ワシントン主演、アルバート＆アレン・ヒューズ兄弟（「フロム・ヘル」）監督のもとで進行中のワーナー・ブラザースの近未来アクションスリラー「The Book of Eli」に、ゲイリー・オールドマンが敵役として出演することになりそうだ。米ハリウッド・レポーター誌が報じた。

同作は、ゲイリー・ウィッタ（「AKIRA」実写映画版の脚色担当）が執筆したオリジナル脚本を、アンソニー・ペッカム（ガイ・リッチー監督「シャーロック・ホームズ」）がリライトしたもの。終末戦争後の近未来のアメリカを舞台に、滅亡の危機に瀕する人類を救う鍵を握る“聖なる本”を守ろうとするイーライ（ワシントン）と、それを奪い取ろうとする無法都市の独裁者カーネギー（オールドマン）の戦いを描く。

来年2月から米ニューメキシコ州で撮影を開始、2010年1月15日の公開を目指すという。

近年は「ハリー・ポッター」シリーズのシリウス・ブラック役や、クリストファー・ノーラン監督の「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」のジェームズ・ゴードン警部補など、善玉を演じることの多かったオールドマンだが、今回は「ドラキュラ」「ハンニバル」などで見せた彼ならではの悪役ぶりが期待できそうだ。