「ノーカントリー」のコーエン兄弟が、米監督組合賞受賞!!

2008年1月28日 12:00


オスカー受賞は90%確実に!
オスカー受賞は90%確実に!

[映画.com ニュース] 1月26日、全米の映画監督による投票で選ばれる第60回アメリカ監督組合(DGA)賞の授賞式がロサンゼルスのハイアット・リージェンシー・センチュリープラザのディナーパーティで行われ、例年通りに候補作の出演者など1500名のゲストが集まった。

長編映画の最優秀監督として授賞されたのは、「ノーカントリー」のジョエル&イーサン・コーエン監督で、2人には「ディパーテッド」で昨年受賞したマーティン・スコセッシ監督から記念の楯を贈られた。兄ジョエルはスコセッシのNYU(ニューヨーク大学)の後輩にあたる。

ノーカントリー」は、コーマック・マッカーシーの犯罪小説「血と暴力の国」を映画化したテキサスが舞台のクライムスリラー。2月24日発表される米アカデミー賞でも作品賞、監督賞(コーエン兄弟)、助演男優賞(ハビエル・バルデム)、脚色賞(コーエン兄弟)など最多8部門ノミネートされており、1949年のDGA賞以来60年の歴史で、受賞者はわずか6回しかオスカーを逃していないことから、アカデミー監督賞の1冠は約90%の確率で“確実”となった。

他の候補者は、カリフォルニアの石油成金の富と破滅を描くドラマ「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(アカデミー賞8部門候補)のポール・トーマス・アンダーソン、ニューヨークの法律事務所を舞台にしたリーガルサスペンス「フィクサー」(アカデミー賞7部門候補)のトニー・ギルロイ、アラスカの荒野を往く冒険譚「イントゥ・ザ・ワイルド」(アカデミー賞2部門候補)、ゴールデン・グローブ監督賞を受賞した左眼しか動かない不自由な身体で自伝を書き上げた男の半生をたどる物語「潜水服は蝶の夢を見る」のジュリアン・シュナーベルだった。

ノーカントリー」は、3月15日より東京・日比谷のシャンテシネほかで全国順次公開。

▼DGA賞受賞結果

▽長編映画
ジョエル&イーサン・コーエン監督 「ノーカントリー
▽TV映画/ミニシリーズ
イブ・シモノー 「Bury My Heart At Wounded Knee」(HBO)
▽TVシリーズ(ドラマ)
アラン・テイラー監督 「マッド・メン」のパイロット版“Smoke Gets in Your Eyes”(AMC)
▽TVシリーズ(コメディ)
バリー・ソネンフェルド 「Pushing Daisies」の“Pie-lette" (ABC)

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