韓国映画「チャーミング・ガール」で“第2のキム・ギドク”が来日

2006年9月8日 12:00


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韓国映画「チャーミング・ガール」で“第2のキム・ギドク”が来日

実際もチャーミングなキム・ジス(右)と イ・ユンギ監督(左)
実際もチャーミングなキム・ジス(右)と イ・ユンギ監督(左)

映画「チャーミング・ガール」のPRのため、“第2のキム・ギドク”と呼ばれるイ・ユンギ監督と、主演のキム・ジスが来日し、9月6日、銀座東武ホテル(東京・銀座)にて会見を開いた。

本作は“29歳の平凡な女性”の日常と心を映しとった愛の物語で、韓国では、公開と同時に主人公に共感する女性たちのクチコミが広がり、ミニシアターでは珍しいロングランを記録したという。「強要はせずに、私たちが生きていく中で忘れてしまった愛をもう一度思い出せるような映画を作りたい」とは監督の弁。原作は、精神カウンセラーのウ・エリョンによる短編小説「チョンヘ」。監督自身が愛読していた小説の中のひとつで、当初映画化の意思はなかったが、友人との何気ない会話から話が進み、撮影を決意したそうだ。第5回ベルリン国際映画祭では、NETPAC賞他数々の賞を受賞している。

作品の中で監督は「自然に見えること」にこだわり、粘り強くリテイクを繰り返したという。「女優が自然な演技をするのを待つことが私の仕事」とユンギ監督は撮影を振り返った。

また「彼女しか考えられない」という監督からのオファーを受け、スクリーンデビューを果たしたのは主演のキム・ジス。ドラマでのキャリアは15年目という彼女だが、本作での演技がシンガポール国際映画祭で主演女優賞を受賞するなど国際的にも評価された。「セリフが少ないので非常に苦労しました。撮影中、主人公に対してあまりのじれったさに嫌気がさしたときもありました」と苦労の様子をこぼした。“都会に住む等身大の女性”を演じ、今までのドラマとは違った顔を見せている。本作をきっかけに映画出演が相次ぎ、日本では「ロマンス」「秋へ」「微熱」などが公開待機中だ。「チャーミング・ガール」は、10月ロードショー。

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