毎日「寝るな」と言われて撮影。「セブンソード」記者会見
2005年9月27日 12:00
中国で公開されると同時に、一大センセーションを巻き起こし、今年度の興行記録を塗り替えるナンバーワンヒットとなった、香港映画界の巨匠ツイ・ハーク監督の新作「セブンソード」。公開を控え、ツイ・ハーク監督以下、主演のドニー・イェンらが来日。9月27日、東京・六本木のグランドハイアット東京にて、音楽担当の川井憲次らと共に、記者会見を開いた。
今回、自らの集大成とも言える作品を作り上げたハーク監督。音楽を「攻殻機動隊」など押井守監督の作品で知られる川井憲次を起用したことについて、「今回、この企画を思いついた段階で、川井さんに頼もうと思いました。ただ、川井さんは中国映画の音楽をつけたこともなければ、武侠映画も初めて。それで、なぜ彼を選んだかというと、彼の音楽がロマンティックで特異だからです。今回この作品を作るにあたって、今までと同じ武侠映画を作ろうとは思っていませんでした。まったく違う作品にしたかったのです」と人選の意図を語った。
また、主演のドニー・イェンは、そんなハーク監督について「今回12年ぶり4回目の彼の作品への参加でした。彼はいつも進歩していて、私としては、彼に追いつきたい一心で監督業にも精を出してきましたが、なかなか追いつけません。彼は4、5日徹夜出来る人で、毎日『寝るな』と言われながら撮影しました。色々な意味で、ツイ・ハークは真の巨匠だと思いますね」と笑みを浮かべながら語った。「セブンソード」は10月1日公開。