筑紫哲也が選ぶ、この1年でもっとも良かった邦題は?
2005年8月23日 12:00
東京で夏休みを満喫しようというイベント、「GTF グレータートウキョウフェスティバル」の映画部門として、8月12日~18日に内幸町のイイノホールで開催された「トーキョーシネマショー」の最終日、「筑紫賞:ゴールデンタイトル・アワード」の受賞式が行われた。
この賞は、映画の日本語題名を見直そうと、「映画館に行こう!」映画大使の筑紫哲也の発案で企画され、この1年間に公開された映画を対象に、最も優れた日本語タイトルのつけられた作品を選ぶというもの。栄えある第1回は、スピルバーグが史上最高額でリメイク権を獲得したという話題の韓国ホラー「箪笥(たんす)」(監督:キム・ジウン 配給:コムストック)が受賞した。筑紫氏は、「『海を飛ぶ夢』か『北の零年』にしようと思っていたが、若い学生に意見を聞いたところ、『箪笥』の評価が高かった。原題(「二人の姉妹の物語」)と全く異なる邦題のほうが、この作品の怖さが伝わる点を評価した」と選出理由を語っていた。