「ホワイト・ライズ」のジョシュ・ハートネット来日。出演作の決め手は?

2004年12月7日 12:00


ジョシュ・ハートネット
ジョシュ・ハートネット

「パラサイト」や「ヴァージン・スーサイズ」で注目され、近年は「パール・ハーバー」「ブラックホーク・ダウン」といった大作でも活躍するジョシュ・ハートネットの主演最新作「ホワイト・ライズ」が、12月11日からシネスイッチ銀座ほかで公開される。それに先立ち、来日したハートネットに話を聞いた。

本作は、相思相愛だった恋人リサ(ダイアン・クルーガー)が突然姿を消してから2年、彼女との日々は過去になりつつあった主人公マシュー(ハートネット)が、偶然、街でリサを見かけて後を追うと、リサと同名の女性(ローズ・バーン)と出会い、3人の運命が交錯していく……というもの。物語は、幸福だった過去と、リサを求めて街をさまよう現在を交互に描く。「マシューはリサが去ったことで全てを失ってしまうんだ。野心もなにもかもね。あまりにも傷ついたから、現在は安定した生活を求める男になっているが、リサといた頃の彼は、若さや夢にあふれている。そう考えて演じ分けたつもりだよ」

出演作を決める要素として、「監督、キャラクター、ストーリー」を重視するというハートネットは、本作のポール・マクギガン監督を「とても才能豊かで、素晴らしいビジュアルセンスを持っている。彼は同世代の監督の中で、将来必ず傑出した存在になると確信している」と絶賛。既にコンビを組む2作目も準備に入っているそうで、髭を貯えているのもその役作りのためだとか。

また、本作はヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ主演のフランス映画「アパートメント」(96)のリメイクでもあるが、「実はオリジナルのラストはちょっと納得できかなったんだ。だから今回はオリジナルと別物だと思ってるよ」と語った。両者を見比べてみるのも一興だろう。

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