過激なベストセラーがついに公開。「昭和歌謡大全集」公開記念イベント
2003年11月4日 12:00
原作者の村上龍がその出来にベタ惚れし、既に6回も鑑賞したという異色のエンターテインメント「昭和歌謡大全集」。この作品の公開を記念し、作品のキーワードとなる昭和を彩った歌謡曲のレコードジャケット400枚以上を展示した「昭和歌謡大パネル展」が大田美術館(東京・原宿)にて11月1日より3日まで開催された。
最終日の3日には本作に「恋の季節」を楽曲提供した、元ピンキーとキラーズの今陽子と主演の松田龍平、斉藤陽一郎、村田充、近藤公園が会場に駆け付け、イベントに華を添えた。今は「怖い部分もあるが、現代社会を風刺した内容で楽しませてもらった」と感想を述べ、松田は「昭和歌謡がふんだんに練り込まれた作品です」と作品の魅力をアピール。「月とキャベツ」「洗濯機は俺にまかせろ」など、温かみある作風で知られる篠原監督が、少年とおばさんの殺し合いという題材を得て挑む新境地にも注目。11月8日よりロードショー。