マギーはSARSの心配なし。「HERO」記者会見
2003年4月15日 12:00
「紅いコーリャン」「初恋のきた道」などで知られる中国の巨匠、チャン・イーモウ監督による初のアクション映画「HERO」。この夏の公開に先駆け、出演者の1人マギー・チャンが来日し、衣装を手がけたワダエミと共にパークハイアット東京(東京・新宿)にて記者会見を行った。
アクション監督に「少林サッカー」の、VFXに「マトリックス」のスタッフを迎え、ワイヤーワークとCGの融合が見事な今作。その撮影についてマギーは、「ワイヤーで吊られて飛ぶのはとても楽しかった」と話しつつも、「アクションの練習時間が思うように取れず、案の定撮影が大変で後悔した(笑)。ドジなのがバレていないといいけど」と謙遜して語った。古代中国・日本・韓国のデザインを参考に、ダンス用衣装の裁断を施したという衣装については、ワダより「4人の刺客の衣装だけを作るはずが、最終的に作ったのは1000着以上」「1つの色でも50~60種類は用意した」と、色彩へのこだわりでも知られるイーモウ監督とのハードな仕事ぶりが語られた。香港在住のマギーだが、幸いにもここしばらく滞在していたヨーロッパから直接日本に来たため、SARS感染の問題はなかったとのこと。また、故レスリー・チャンについては「友人として、彼がとった選択を尊重するしかない」とコメントした。「HERO」は今夏、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー。