中国全土の美少女から選ばれた、「至福のとき」のヒロインが来日

チャン・イーモウ監督の「初恋のきた道」に続く最新作「至福のとき」の主演女優、ドン・ジエが来日し、10月22日（火）、銀座西洋ホテル（東京・銀座）にて記者会見を行った。

このヒロイン役のためには、中国全土を対象にした、大規模な公募が行われた。5万人の応募者から勝ち残ったドン・ジェは、大連出身の22歳。当日はチャイナ服仕様の紫色のワンピースで登場したが、ポスターに映る、すっぴんのあどけないイメージとはかなりかけ離れた印象。それもそのはず、彼女はこの役のために10キロダイエットしていたのだという。ダイエットについてドンは、「役の年齢が16歳という設定だったので、オーディションの時点からダイエットを開始しました。1日3回、水泳とマラソンを欠かさず行い、食事は1年間ご飯を抜いて野菜だけを摂りました。言うまでもなく、体には良くなかったです（笑）」と役作りへの意気込みと苦労話を披露した。

また、チャン・イーモウ監督によって見出され、今や世界で活躍するコン・リー、チャン・ツィイーに続くヒロインの登場ということに対するプレッシャーはないか、との問いに「コン・リーような優秀な女優にはなりたいと思っていますが、人によって運命があるので、彼女たちと同じような道を歩むとは限りません。今回のチャンスを無駄にせず、ただ努力していきたい」と、ひそかな決意を語った。11月2日より公開。