AFIアワードは「ロード」、全米批評家協会賞は「マルホ」！

ロサンゼルスにある映画学校アメリカン・フィルム・インスティテュートが主催する映画賞AFIアワードが発表となった。最優秀映画賞に選ばれたのは「ロード・オブ・ザ・リング」で、主演男優賞はデンゼル・ワシントン（「トレーニングデイ」）、主演女優賞はシシー・スペイセク（「イン・ザ・ベッドルーム」）になった。ちなみにこのAFIアワードは、今年が第1回目。テレビ部門と映画部門に別れていて、作品賞のノミネート作品が10本発表されることが特徴である（今年のノミネート作品は「ロード・オブ・ザ・リング」のほかに、「ブラックホーク・ダウン」「メメント」「イン・ザ・ベッドルーム」「バーバー」「マルホランド・ドライブ」「シュレック」「モンスターズ・ボール」「ビューティフル・マインド」「ムーラン・ルージュ」）。まだ始まったばかりの映画賞なので、アカデミー賞への影響力は未知数。ただ、選考者には批評家だけでなく、映画関係者も多く含まれているので、映画関係者が選ぶアカデミー賞も似たような結果になる可能性がある。

一方、全米大都市の52名の批評家によって選出される全米批評家協会賞も発表され、こちらは作品賞にデビッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」が選ばれた。監督賞には「Gosford Park」のロバート・アルトマンが、主演男優賞には「ザ・ロイヤル・テネンバームズ」のジーン・ハックマンが、主演女優賞には、「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツが選ばれている。