劇場公開日 2023年12月22日

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「0ではない話(強引さに辟易)」ハンガー・ゲーム0 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.00ではない話(強引さに辟易)

2024年1月18日
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鑑賞方法:映画館

「ハンガー・ゲーム」は全作鑑賞済みだが、記憶はおぼろげ。カットニスのような反乱側に感情移入して観ていたのに、スノー大統領の若き日を描く話と言われても戸惑う。ダースベイダーが闇落ちするまでを描いたスター・ウォーズの感じかと納得させるしかない。そもそも「ハンガー・ゲーム0」と題されているのに、すでに10回もゲームが開催されている時代が舞台。どうやってハンガー・ゲームができたのかじゃないのか。
ただ、昔のハンガー・ゲームだからコロシアムでの殺し合うという設定はなかなかよかった。あんなのでいい。やや反則じゃないの?という結末だったがそれもアリ。レイチェル・ゼグラー演じるルーシー・グレイの歌声も悪くない。この人は歌わないと存在感が出ないな。
いい感じで終わるなと思っていたらその先があった。たしかにこのまま年をとってもスノー大統領にはならない。でも、最後は強引すぎてよく理解できなかった。え?寝てたのかな?ハンガー・ゲームに対しての記憶がおぼろげな自分がいけないのか、敵役の闇落ちストーリーなのがいけないのか、腑に落ちないまま終わってしまった。
そういえばと思い、ハンガー・ゲームのレビューを見直してみた。おぼろげだった記憶が少しだけ蘇る。最初は面白かったけど、最終章となる2部作が最悪だったんだっけ。話の内容ではなく自分の感想を思い出しただけだけど。やはり、エピソード0的な映画は難しいってことか。

kenshuchu