劇場公開日 2023年10月6日

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「中国らしくセルフサクリファイス&ヒロイック要素高め」フラッシュオーバー 炎の消防隊 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0中国らしくセルフサクリファイス&ヒロイック要素高め

2023年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

単純

興奮

消防隊が主役の映画といえば真っ先に『バックドラフト』が浮かぶが、消防士の兄弟関係を主軸に、謎の放火犯を追うサスペンス仕立ての『バックドラフト』に対し、こちらは純粋に(?)、化学工場の火災に端を発した大規模爆発(フラッシュオーバー)鎮火に挑む消防士達が描かれる。
身を挺して消火・救出に当たる仲間達の熱き友情、男女の淡い恋愛・家族愛要素は『バックドラフト』にもあったが、こちらはより自己犠牲的、かつヒロイックに描かれているあたりが、いかにも中国映画らしい。ただストーリーの展開的に幾多の困難を消防士達がどうくぐり抜けるかというパターンの天丼になっているため、ちょっと散漫になったきらいがある。恋愛要素も予想通り中途半端…というか、災害パニック物に必ずついて回るこの要素にはゲンナリさせられる。ドラマを盛り上げるために付け足しているのだろうけど、蛇足以外の何物でも無し。
火災や爆発のCG演出が、相変らず邦画を凌駕していたのだけは評価したい。

regency